「いのちの食べかた」 かわいそうだと思ったり、工場がすごいと思ったりした

いのちの食べかた」という映画の話です。この映画の内容は豚や鳥や牛を育てて、殺して、食用の肉にする工場の仕事風景やトマトやキュウリなどの野菜を育てている農業の仕事風景を撮っているというものです。
最初は大量のひよこがベルトコンベアで流れてきて、作業員の人がその中から数匹取り出して、どこかに放り投げているシーンが出てきます。なぜそのひよこが取り出されたのかはわかりません。この映画は全く説明はなくて、ただただ作業風景だけだからです。この映画は「あなたたちが普段食べている鳥はこのような扱い方をされてるんですよ、どう思います?」みたいなことを言いたいのかなと思いました。シーンが変わって、さっきまでひよこの仕分けをしていたおばちゃんがパンを食べながら休憩している様子になりました。私はえ?どういうこと?おばちゃんを撮る意味は?と思い混乱しました。食品だけでなく、そこで働く人も撮りたかったのかもしれません。

いきものが殺される風景はちょっとかわいそう

牛が狭い囲いの中にたくさん入れられて、草を噴射する機械で草をかけられている様子には、牛はどう思ってるんだろうと思いました。「草かけるんじゃねーよ」と思っているんでしょうか、「草、きたーやっほー」と思っているんでしょうか。牛を出荷する工程で、牛の頭に器具をポンと当て、一瞬で牛を気絶させて、足を縄で縛って吊り下げる工程があります。牛が順番に穴から顔を出して、係員が器具を頭に当てていきます。穴から顔を出した牛は仲間の牛が気絶して、吊り下げられているのが見えるんです。それを見たからかわかりませんが、「やばい、殺される」と思ったのか、牛は暴れだします。しかし、係員がすごい威力の器具を頭にポンと当てその牛は気絶しました。そりゃ、牛にしたら怖いよね。

工業的にいきものを殺しているから、かわいそうに見えるのかも

飼われている牛や鳥や豚は、生まれた時から逃げる選択肢を持っていません。狭い囲いの中が世界で食べられる運命にあるという状態がかわいそうに見えるのかもしれません。

そんな重機あるんだ

木を掴んで揺すって木の実を落とすだけの重機が出てきます。そのあとにその実を拾うだけの重機が出てきます。世界には無数の重機がありそうです。

映画全体の感想

監督がインタビューでヨーロッパでたくさん作りすぎた食料を捨てているということが発覚して問題になったと言っていました。その問題に興味を持って、どういうふうに食料が作られているのか取材したくなったそうです。ただ食料が作られている風景の映画なんですが、全く退屈ではなく、いろいろ思う映画だなと思いました。